2011年12月13日火曜日

岡山日帰り旅行 備中松山城と頼久寺など(20111212)

岡山へ日帰り旅行にいってきた。岡山に行こうと思ったのは小堀遠州の庭園を生でみたかったから。
観光目的地:備中松山城→頼久寺→後楽園→岡山城

09:00頃最初の目的地の駅に到着!

備中高梁駅。















休日の朝もあってか、閑散としている。紅葉シーズンが終わったためかにぎわいもなさそうだった。
観光案内所で、備中松山城までの情報を入手しようとよって見た。訛りがあってかわいらしいおばちゃんが対応してくれた。タクシーだとふいご峠まで1300円くらい、乗り合いバスだとふいご峠まで420円だと教えてくれた。出発は09:50分なので、徒歩5分くらいのところにきれいなお寺があるからみてきたらと進められて、興味がわいたのでみにいくことにした。

薬師院。















このお寺は、寅さんの撮影場所にもなったことがあるらしい。とてもきれいに庭が手入れされていた。そしてすぐ隣にもお寺が。

松連寺。















こちらも立派な石垣の上に建てられたきれいなお寺だった。写真をおさめていると、おばちゃんの声が聞こえてきた。あれっ?さっきの観光案内所のおばちゃんだ。「12月はバス運休だって。私今月初めて出勤だったからわからなくて嘘教えちゃったから。」と息をきらして教えにきてくれた。「お客さんの時間もあるじゃろうから、いけん思うて。」ここまで一生懸命走ってきてくれたおばちゃんの厚意にとても感動した。もちろん、私のスケジュールはあってないようなものだからいつでも変更可能ですとも♪おばちゃんにお礼いって、大丈夫と伝えたらおばちゃんは安心して戻っていった。


再び観光案内所へ戻る。時間は。09:40分くらいだった。乗り合いバスで行くのならちょうどいい時間だなぁと思いつつ、さっきのおばちゃんに寺の感想を伝えて出発することに。駅前に止まっていたタクシーで松山城(ふいご峠)まで向かう。タクシーの運転手から、ふいご峠にタクシーは常駐していないから電話で呼ばないとタクシーはないと教えてくれた。帰りは徒歩で下山を予定していたので帰りのタクシーは予約しなかった。


ふいご峠から登城口へ。















最初からトレッキング感満載だなぁ。日本一高い場所にある山城なので仕方ない。登ります!登山道の途中途中に建てられている城主からのメッセージ看板に勇気づけられながら登る。誰一人すれ違わない。


登城心得(休憩)。















休憩の看板があったがまだ体力あったので上り続けた。
思ったよりきつくなくて、前に登った小谷城のほうがかなりしんどかった。多分、備中松山城の登山道のほうが整備されていたから登りやすかったんだと思う。そして少しずつ石垣跡が見えてくる。城に入る入り口からはぱらぱらと人がいた。一人で観光している人ばかり。同志がいて心強いっす。


備中松山城。















天守閣に入るために入場チケットを購入。そしてチケット売り場のおじさんと話し込む。いろいろ岡山の観光地を教えてくれた。ありがとうおじさん!
天守閣前の櫓横に設置されたお茶のサービス。寒さがしみるこの季節に温かいお茶を無料で提供していただけて泣けてきそうになった。ありがとう!!!お茶を飲みながら、説明ビデオを鑑賞。天守閣に入ろうと移動しかけると大勢の人声が。団体客がきた!これは急いで入らないと撮影ができなくなると思ってあわてて天守閣へかけこむ。中は、古いにおいのする歴史の重みがたっぷりのお城だった。小さいお城なので所要時間は、20分くらい。実際に城主はここにはすんでいなかったらしい。やはり山城は不便だから(笑)団体客でごったがえしになった出入り口をあとにする。そして天守閣の裏にある二重櫓を写真におさめる。チケット売り場のおじさんに別れをつげて下山!大石内蔵助が座ったとされる石が途中にあるので見て帰ろう。


登城心得(大儀)。















城をでると城主のメッセージ。大儀であった・・・か。なんかはにかんでしまった。どんどん下ります。そしてしばらく下り続けるとあった!


大石内蔵助の腰掛けたとされる石。















座っとけばよかったと今後悔。そのときは疲れがあったから余裕なかったんだろうなぁ。下山して、観光スポットなところを通りながら本日のメインの頼久寺へ。


頼久寺。















住宅街に立地していた。お城と間違えそうになるほど立派な正面口。小堀遠州がすんでいたお寺。足を踏み入れてもいいのかなってびくびくしながら入る事に。受付で拝観料を払う。庭園入り口の案内にしたがってすすむと、写真でみたことのある世界が広がっていた。言葉にできない感動。石灯籠もしっかり見ました!


頼久寺庭園。















紅葉が終わっているので本当の「さび」を味わったような気になった。素敵なお庭だった。鶴島、亀島も大刈り込みも生でみれたことが本当にうれしい。また季節を見てこよう。もちろん、この「さび」も大好き。

頼久寺を出ておなかが空いてきたのでご当地飯を食べようとお店を探すが、なかなかみつからない。高梁駅近くまできてようやくみつけたのが「伊知」。郷土料理ののぼりがたっていたので即決。


きびめん定食。















高梁名物のきびを使ったうどん。だしは関西のあっさりした味だった。麺は、うどんとそばのちょうど間くらいの味。きびめんもおいしかったけど、おにぎりも、小鉢料理もとてもおいしかった。ごちそうさまでした。

駅までもどってきて、観光案内所のおばさんに城の感想を話しこんでいるとちょうど電車の時間になったので、別れを告げて改札まで向かう。次は岡山駅へ移動。


後楽園入り口。















後楽園と岡山城の共通チケットを券売機で買った。門をくぐるとボランティアガイドの詰め所があった。庭の知識は浅いのでボランティアガイドをおねがいすることにした。タイミングよくガイドが終わってもどってきたばかりのスタッフが対応してくれることに。おじさんよろしくお願いします。


江戸時代からある石灯籠。















戦争で焼失した庭を再現した現在のお庭は、矛盾点があるのにきづいてしまったりして残念なところもあった。しかしすごく見晴らしがよくて草木の種類も豊富で季節を楽しめる事ができるお庭には大興奮。石灯籠も存在感がはえてて見応えあった。


後楽園からみた岡山城。















外腰掛けから見た景色は、とてもきれいだった。私の質問もあってかかなりガイドさんを拘束してしまっていたのが申し訳なかった。ガイドさんのおかげで十分なほど後楽園を楽しめたから本当に感謝!庭を一周してきたらすでに16時をすぎていた。16:30をすぎるとお城に入れなくなるので急いでお城へむかった。


岡山城。















烏城と呼ばれる。建物中は完全に現代風だった。エレベーターで4階まで上り、さらに上層階へ行くか、下層階に行くかは階段があるので選択できるようになっている。お城っていうより博物館的な感じだった。


今日は十分なほど岡山を楽しめた。とってもhappyだった。